鍼灸適応症

鍼灸治療の効果

　鍼
　　鍼と聞くと　顔をしかめられる方も多いようです
　　縫い針が指に刺さったり　画鋲を踏んだ経験は誰にでもあります
　　だから　鍼はいやだ　と　思ってる人は多いはずです
　　治療用の鍼は　太さは　髪の毛より細く　刺すといっても　ほんの少しです。
　　人間の皮膚には　痛点があって　ここに触れると、痛みを感じます
　　しかし　治療で使用する鍼は　この痛点に刺さらないほどの細さですから
　　痛みは殆ど感じません
　　鍼で「ズーン」と来るあの響きは　別の手法で　効かせますので
　　殆どの方は　鍼を刺しているのかも判らずに治療します
　　中には　物足りない方のために　鍼を効かせる事もあります
　　治療中に　「もう　刺さっていないんですか？」と聞かれます
　　刺すのも　抜くのも　本人が気が付かないうちに終わることが多いです。
　　大抵の方が　初めて鍼治療をされた後
　　「こんな事なら　もっと早く来れば良かった」とおっしゃいます
　　鍼に対して　恐怖心がない　小さい子供は　平気で治療を受けてます
　　どうぞ　一度鍼灸院へ行って、鍼治療を受けてみて下さい
　　きっと　安心されるはずです。

　鍼治療の効果
　　どうして　鍼が痛みに効くの？　これは皆さんが抱いている　素朴な質問です
　　人間は無数の細胞からなります。
　　この細胞を　鍼の先で刺激することにより
　　顕微鏡レベルでの　傷をつけます。これによりその傷を治そうという働きがおこり
　　血液が　患部に集結します。人間の体は　血液によって　修復され栄養を与えられます
　　その　血液が　患部に大量に集まる事により　患部の痛み等が和らぎ　治癒するのです
　　患部だけに　血液を集める事は　鍼や灸が一番効果的です

　灸
　　皆さん　灸は熱いかって？
　　熱いです　もぐさに火をつけて　焼くのだから当然です
　　それでも　灸をするのは　やはりそれなりの良い所があるからです
　　でも、現代では　昔のように　大きくて　うんと我慢するような灸はしません
　　ほんの一瞬　チクリとするくらいの刺激です。
　　どなたでも我慢できる熱さです。その上、よく効くなら　なおさらです
　　当院で行っている灸は　跡がつかないし　水疱も出来ません
　　特に若い方や　女性の方も　安心して治療が受けられます


　灸治療の効果
　　灸にも、鍼と同じように　患部に血液を集める作用があります
　　お灸をすると　その場所に　血液が集中し、結果として痛みを和らげたり、癒したりします。
　　なにも　大きな火傷を負う必要はありません　ほんの小さな　灸で十分です
　　灸の大きさは　米粒の半分以下です。だから　２秒ほどで　消えてしまいます
　　灸は、特に炎症を鎮めるのに　効果を発揮します
　　化膿した所に灸をすると　早いものでは、一日で効果が現れます
　　炎症を起こし　腫れ上がった関節炎などにも効果が出ます
　　いぼや魚の目など、なかなか完治しにくいものも　灸により気長に治療すると
　　以後出来にくい　体質になります。　諦めずに　一度灸をしてみませんか

　温灸
　　当院でもっとも人気のある治療法の一つが温灸です。
　　灸の一種ですが、灸のように熱くなく　ほのかな暖かさを感じる位です。
　　電気治療器で　熱さをサーモでコントロールして、一定の温度で治療します
　　患部に温灸を当て、程よい強さで刺激します。
　　温灸に温度と　適当な圧力をかけることにより、患部の血行をよくします。
　　患者さんによっては　あまりの心地よさに、うとうと眠ってしまう方も少なくありません。
　　軽い症状のうちは、温灸だけで完治する事もあります

レーザー鍼
　　レーザーといえば　随分一般的になりました
　　手術でも　レーザーメスを使ったり　シミを消すためにも　レーザーが使われています
　　この　ルビーレーザー光線を使って　出力を調節したものを、金属の鍼の変わりに使います。
　　金属の鍼に抵抗がある方　治療中じっと出来ない赤ちゃんなどに　使います
　　あとは　顔などの「鍼を受けるには　ちょっと抵抗が・・・」と思われる所の治療に使っています
　　もちろん　鍼が打てない場所はありません　金属の鍼で治療する方もいらっしゃいます
　　レーザー光線は　何の感覚もなく　刺激も受けません
　　治療後　患部が暖かくなった事で　治療を受けた事がわかるでしょう